商圏分析は、ビジネスの成功を左右する重要な要素の一つです。
特に、医療や治療院、整体・リラクゼーション・エステサロンのような地域に根ざしたビジネスでは、ターゲット顧客がどのエリアに住んでいるか、競合がどこに存在するか、そしてサービスを展開するエリアが適切かどうかを判断するために、商圏の把握が欠かせません。
適切な商圏分析を行うことで、効率的に集客が可能になり、経営の安定と成長が見込めます。
この記事では、商圏分析の基本から、無料で利用できる商圏分析ツールや地理情報、そしてそれらを活用した具体的な手法について詳しく解説します。
さらに、商圏分析を活用することで、どのように競争優位性を確立できるか、またどのようにして新たなビジネスチャンスを発見できるかも説明します。
商圏分析は決して難しい作業ではありませんが、正しい方法と適切なツールを使うことで、より効果的な結果を得ることが可能です。
この記事を通じて、皆さんのビジネスに役立つ具体的なステップを学んでください。
目次
商圏分析とは?
商圏の定義
商圏とは、特定の店舗やサービスが影響を及ぼすエリア、または顧客が訪れる範囲を指します。商圏は通常、顧客の来店頻度や距離に基づいて、一次商圏、二次商圏、三次商圏に分類されます。
それぞれの商圏には特徴があり、距離の範囲で表現されることが多く、顧客ターゲティングやマーケティング戦略に重要な指標となります。
以下に各商圏の具体的な距離や特徴について説明します。
一次商圏(半径0~3km)
一次商圏は、店舗から最も近い範囲で、顧客が日常的に頻繁に利用するエリアです。
通常、徒歩圏内や自転車、車で5~10分程度の距離が該当し、商圏内の顧客の50%~60%がこのエリアから訪れます。
例えば、リラクゼーションサロンや整体院のような、定期的なメンテナンスが必要なサービスがこの商圏に適しています。
また、コンビニエンスストアやスーパーといった日常生活に密着した業態が成功しやすいエリアです。
二次商圏(半径3~10km)
二次商圏は、一次商圏よりも広範囲にわたるエリアで、顧客が公共交通機関や車を利用して来店することが多いです。
この範囲は、車で15~30分程度の距離に該当し、店舗の売上の20%~30%を占めます。
二次商圏の顧客は、一次商圏ほど頻繁には来店しませんが、特定の価値を提供するサービスには魅力を感じやすいです。
例えば、専門的な治療を提供する治療院や、特化型リラクゼーションサービスがこの商圏に向いています。
三次商圏(半径10km以上)
三次商圏は、店舗から最も遠いエリアで、来店頻度が少ない顧客が対象となります。
車で30分以上、時には1時間以上かけて来店する顧客が含まれます。
この範囲は、売上全体の10%~20%を占めることが多く、来店の理由は特定のニーズやイベント、希少性のあるサービスが大きな動機となります。
例えば、特別な技術を持つ整体院やリラクゼーションサロン、特定の専門技術を提供するクリニックが、この三次商圏からも集客することが可能です。
また、他のエリアでは手に入らないサービスや商品を提供することで、広範囲から顧客を引き付けることができます。
商圏ごとの向いている製品・サービス
商圏の距離によって、提供すべき製品やサービスも異なります。それぞれの商圏に向けた業種やサービスの具体例を以下に示します。
一次商圏(0~3km)向けの製品・サービス
一次商圏は、店舗から近い距離に住む顧客が対象となるため、日常的に利用される製品やサービスが適しています。
特に、治療院や整体院、リラクゼーションサロン、エステサロンなど、定期的な訪問が必要な業種がこのエリアで成功しやすいです。
また、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど、毎日の生活に不可欠なサービスもこの商圏での需要が高いです。
これらの業態では、顧客が徒歩や自転車で訪れるため、通いやすさが重要な要素となります。
二次商圏(3~10km)向けの製品・サービス
二次商圏では、顧客は車や公共交通機関を利用して来店することが多く、より専門性が高いサービスや製品が向いています。
例えば、整体院で特定の症状に特化した治療やリラクゼーションサロンでの特別なトリートメントメニューなど、他店では得られない独自の価値が必要です。
二次商圏は、ターゲット顧客が他のエリアからわざわざ訪れる可能性があるため、口コミや評判も重要なマーケティング要素となります。
三次商圏(10km以上)向けの製品・サービス
三次商圏では、遠方からの顧客を引き付けるための特別な価値提供が求められます。
例えば、特別な技術を持つ施術や、限られた店舗でしか受けられない独自のサービスを提供する治療院やサロンが向いています。
また、イベントや限定キャンペーンを実施することで、遠方からの集客を促すことが可能です。
広域から集客を行うためには、インターネットやSNSを活用したプロモーションも効果的です。
このように、商圏の距離や顧客の来店動機に応じて、適切な製品やサービスを提供することで、各エリアの顧客を効果的にターゲットし、収益を最大化することが可能です。
商圏分析の必要性
商圏分析を行うことで、以下の重要な情報が得られます:
- ターゲット顧客層の特定
どのエリアに顧客が多いのか、またその顧客層の特徴(年齢、所得、家族構成など)が明確になります。 - 競合の位置把握
競合店舗の位置を把握し、それに対してどのように戦略を立てるべきかを検討するためのデータを得られます。 - マーケティング戦略の最適化
商圏ごとに異なる顧客ニーズに合わせたマーケティング戦略を立てることで、集客効果を最大化できます。
商圏分析のメリット
商圏分析のメリットは大きく3つあります:
- 顧客ターゲティングの精度向上
顧客の居住地や行動パターンに基づいて、ピンポイントでアプローチできます。 - 競合分析の効果
競合との位置関係を把握することで、差別化戦略を練ることができます。 - 集客効率の改善
効果的な広告展開やサービス提供エリアを絞り込むことで、無駄なコストを削減し、集客効率を高めることができます。
商圏分析の活用シーン
商圏分析は、次のような場面で活用されます。
- 新規出店時
出店候補地がターゲット顧客にとってアクセスしやすいか、競合店舗が多すぎないかを確認するため。 - 広告配信エリアの選定
オンライン広告やチラシの配布エリアを、商圏に基づいて最適化します。 - 既存店舗のリニューアル
周辺の顧客層や競合状況が変わっていないか、定期的に分析し、サービスや施策を見直します。
コンビニ跡地を活用した新規出店計画
弊社では、一次商圏での集客が大きく期待できるコンビニ跡地を活用したコンサルティングやビジネスモデルの提案をおこなっています。
詳細は以下をご覧ください。
商圏分析のやり方
商圏分析の手順は、以下のステップで進めると効果的です。
簡単な流れ
- 商圏エリアの設定
まずは、一次、二次、三次商圏の範囲を設定します。通常、1次商圏は店舗から半径3km、2次商圏は5km、3次商圏は10kmといった目安で設定されます。 - データ収集
人口統計データ、競合店舗の位置情報、交通アクセス情報などを収集します。 - ツールを使った分析
後述する商圏分析ツールを使い、データを可視化します。 - 結果の解釈
分析結果に基づき、ビジネスの施策や改善案を導き出します。
無料で使える商圏分析ツール
商圏分析を行うためには、次の無料ツールが活用できます。
以下、各ツールの特徴を比較しやすくまとめます。
ツール名 | 特徴 | 対応機能 |
---|---|---|
jSTAT MAP | 地域経済や人口のデータを可視化できるツール。政府が提供する安心のデータベース。 | 統計データ分析、可視化ツール |
地域経済分析システム「RESAS」 | 地域経済の動向を把握するために開発されたツール。地方創生のために有用。 | 地域経済の詳細データ、人口動態分析 |
地理情報分析システム「MANDARA」 | 地図上で統計データや地理情報を視覚化するフリーソフト。特に地理情報の詳細な分析が可能。 | 地図作成、データ視覚化 |
FalconEyeGIS | フリーのGISソフトで、地理情報や商圏分析に特化。多機能で詳細な商圏分析が可能。 | 商圏分析、位置情報の視覚化 |
QGIS | 無料でオープンソースのGISソフト。多様なデータフォーマットに対応し、商圏分析ができる。 | 多機能GISツール、データ分析 |
ロケスマ | 地図情報を使ってチェーン展開している店舗や施設を可視化するウェブツール。主に飲食店などの立地分析に強みがある。 | 店舗立地分析、地図データ |
100%地図印刷 | 任意のエリアを指定して高解像度の地図を作成可能。商圏の範囲を簡単に印刷して分析に利用できる。 | 地図作成、印刷機能 |
はんけい | 半径距離を指定してその範囲内にある施設や人口を分析できる。簡単な商圏分析に適している。 | 半径商圏分析、施設や人口データ収集 |
jSTAT MAP
jSTAT MAPは、総務省統計局が提供する地理情報システムで、統計データを地図上に視覚化できます。
人口、経済、産業などの多岐にわたるデータを分析することができ、特に地域ごとの人口動態や産業構造を把握したい場合に有効です。
簡単なインターフェースで操作しやすく、無料で利用できるため、商圏分析の初歩として有用です。
RESAS(地域経済分析システム)
RESAS(地域経済分析システム)は、政府が提供する地域経済の分析ツールです。
地域の経済状況や人口動態、産業構造などを可視化し、分析できます。
特に地方自治体や地域ビジネスの展開において、地域特性を把握するのに適しています。
また、商圏の競合分析や地域ごとの経済ポテンシャルを確認するためにも活用されます。
MANDARA(地理情報分析システム)
MANDARAは、主に研究や教育目的で使われている無料の地理情報システム(GIS)です。
膨大なデータを扱うことができ、カスタマイズ可能な地図作成機能が特徴です。
自分のビジネスに特化した商圏マップを作成したり、特定のエリアを詳細に分析したりする場合に非常に強力です。
FalconEyeGIS(ファルコンアイ・ジーアイエス)
FalconEyeGISは、地理情報の詳細な分析に特化した無料のGISソフトウェアです。
豊富なデータを取り込み、詳細な分析や視覚化を行うことができます。
特に、複雑な商圏分析やエリアマーケティングを行う際に役立ち、精度の高いレポートを作成することが可能です。
QGIS
QGISは、商圏分析に限らず、幅広い地理情報を扱うオープンソースのGISソフトウェアです。
高度なデータ処理能力を持ち、多様なデータ形式に対応しているため、商圏分析だけでなく、さまざまな分野で活用されています。
無料でありながら、商業用のソフトと同等の機能を提供するため、プロフェッショナルな分析が可能です。
ロケスマ
ロケスマは、商圏内のチェーン展開している店舗や施設を簡単に検索できる地図アプリです。
エリア内の競合や顧客が訪れる可能性のある施設を調査する際に便利で、特に視覚的に商圏を理解するのに役立ちます。
シンプルなインターフェースで操作が容易なので、商圏分析初心者に適しています。
100%地図印刷
100%地図印刷は、Web上で簡単に地図を印刷できるサービスです。
特定のエリアを対象にした商圏マップを印刷し、物理的に商圏を把握するために役立ちます。
地図作成や印刷を手軽に行いたい場合に適しています。
はんけい
はんけいは、特定の地点からの半径を指定し、その範囲を表示できる無料ツールです。
商圏を円形で設定し、半径何キロメートル以内にある施設や店舗、人口などを簡単に調べることができ、特に商圏の広さや範囲を直感的に理解するために役立ちます。
無料で使える地理情報・マップデータ
商圏分析には、地理情報やマップデータも必要不可欠です。以下、各データの詳細と特徴を比較します。
これらのデータを活用することで、より精緻な商圏分析が可能になり、地域ごとの特性や顧客の動向を正確に把握することができます。
これにより、ターゲットに合わせた施策や新たなエリアでの展開が効率的に行えます。
データ名 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
基盤地図情報 | 国土交通省が提供する基本的な地理情報データ。精度の高い地図データが利用可能。 | 基本的な地理情報、基盤地図作成 |
国土数値情報 | 土地利用や道路、鉄道などの国土に関する数値データを提供。商圏の地理的特徴を把握するのに役立つ。 | 土地利用、交通網分析、インフラ評価 |
位置参照情報 | 日本の住所情報を基にした位置情報データベース。各地域の詳細な住所データを提供し、顧客ターゲティングに役立つ。 | 顧客分析、地域の特定、ターゲティング |
総務省統計局 e-Stat | 日本の統計情報を網羅する政府提供のデータベース。人口統計や経済データを無料で入手できる。 | 地域の人口、所得、年齢層分析などの市場調査 |
地理院地図 | 国土地理院が提供する詳細な地図データ。土地の標高や地形なども詳細に表示される。 | 地形の把握、標高分析、災害リスク評価 |
地理空間情報ライブラリー | 国土交通省が提供する地理空間データベース。多くの空間データを統合的に扱える。 | 空間データの視覚化、地理情報分析 |
ArcGIS Online 背景地図 | 高品質な背景地図データを提供するオンラインサービス。詳細な商圏分析に最適なツール。 | 高品質マップデータを利用した視覚的商圏分析 |
ESRI 全国市区町村界データ | 全国の市区町村の境界データを提供するサービス。エリアマーケティングや市区町村単位の分析に便利。 | 市区町村単位での商圏設定やマーケティング分析 |
基盤地図情報
基盤地図情報は、国土地理院が提供する日本全国の地理情報を基にした地図データです。
精度の高い地理情報が提供されており、特に土地利用や道路などの情報を詳細に把握する際に役立ちます。
商圏の地理的な特徴を正確に理解し、立地条件を分析するのに最適です。
国土数値情報
国土数値情報は、土地利用や交通網、公共施設など、さまざまな国土に関するデータを提供する政府データベースです。
商圏内のインフラ状況や都市計画に基づく情報を把握するために有効で、エリア全体のポテンシャルを評価する際に活用できます。
位置参照情報
位置参照情報は、全国の住所情報を基にした位置データベースです。
具体的な住所データを利用して、ターゲットとする地域を正確に特定し、商圏内の顧客や競合の位置を把握する際に役立ちます。
精密な顧客ターゲティングやロケーション分析を行う際に有用です。
総務省統計局 e-Stat
e-Statは、総務省統計局が提供する日本の統計情報を集約したデータベースです。
人口統計、経済データ、産業データなど、ビジネスに必要な基礎的な情報を網羅しており、商圏内の人口動態や経済活動を把握する際に活用されます。
地理院地図
地理院地図は、国土地理院が提供する詳細な地図データで、特に地形や標高などを視覚的に確認することができます。
商圏の地理的条件や立地条件を評価する際に役立ち、地理的な要因が事業にどのように影響を与えるかを検討する際に有効です。
地理空間情報ライブラリー
地理空間情報ライブラリーは、国土交通省が提供する地理空間データベースです。
多様な地理情報を統合的に利用できるため、詳細な商圏分析やエリアマーケティングに非常に有効です。
特に視覚的なデータ分析や空間分析が求められる場合に重宝されます。
ArcGIS Online 背景地図
ArcGIS Onlineの背景地図は、高品質な地図データをオンラインで利用できるサービスです。
商圏分析に必要な視覚的な情報を豊富に提供し、地図上での分析を強化するツールとして活用できます。高度な地図データを用いた視覚的分析に適しています。
ESRI 全国市区町村界データ
ESRI 全国市区町村界データは、日本全国の市区町村境界データを提供するサービスです。
エリアマーケティングや市区町村単位での分析を行う際に有用で、特定地域の詳細な商圏設定が可能です。
行政区画に基づく商圏設定が必要な場合に効果的です。
これらの地理情報データを活用することで、商圏の特性を正確に把握し、より戦略的な意思決定を行うことが可能になります。それぞれのツールやデータの特性を理解し、必要に応じて最適な組み合わせで活用することが、成功への近道です。
商圏分析ツールを活用しよう
商圏分析ツールを効果的に活用するには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
データ収集の段階で目的を明確にする
どの商圏でどのような顧客層をターゲットにするかを明確にし、それに基づいてデータを集めましょう。
例えば、人口動態データや交通量データ、競合の位置情報などを考慮に入れることで、的確な商圏分析が可能です。
ツールの特性を理解し、最適なツールを選択する
商圏分析ツールには多くの種類がありますが、それぞれのツールには得意とする分野が異なります。
例えば、FalconEyeGISやQGISは詳細な商圏分析に強いですが、直感的でシンプルな操作が求められる場合はロケスマやはんけいなどの軽量なツールを選ぶと良いでしょう。
商圏の広さや対象とする地域、必要なデータの詳細度に応じてツールを選ぶことが、効果的な商圏分析のカギです。
複数のツールを組み合わせて分析精度を高める
1つのツールだけではなく、複数のツールやデータを組み合わせることで、より正確で多面的な分析が可能になります。
例えば、RESASで地域経済データを把握し、地理院地図で地形や交通状況を確認するといった方法が考えられます。
これにより、ビジネス戦略に役立つ深いインサイトが得られるでしょう。
最後に
商圏分析は、医療や治療院、整体・リラクゼーション・エステサロンの経営において、地域に密着した事業展開を成功させるための強力なツールです。
商圏を適切に把握し、ターゲット顧客のニーズに合わせたサービス提供やマーケティング戦略を構築することで、競合との差別化や新規顧客の獲得が期待できます。
また、無料で使える多くの商圏分析ツールや地理情報が提供されているため、コストをかけずに効率的な分析が可能です。
この記事で紹介したツールやデータを活用し、ビジネスの現状を見つめ直し、次なる成長のための施策を検討してみてください。
定期的に商圏分析を行うことで、周囲の環境変化に柔軟に対応し、常に最適な経営判断ができるようになります。
商圏分析は難しい作業ではなく、正しい知識とツールを使うことで、経営の強力な武器となります。
ぜひ、皆さんのビジネスに取り入れてみてください。
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