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【小規模事業者持続化補助金】採択率の推移|年度別データと採択されるポイント

【小規模事業者持続化補助金】採択率の推移

※2025/3/10追記:最新の情報にリニューアルしています。 

小規模事業者持続化補助金は、クリニック・治療院・整体院・美容サロン・介護福祉施設など、地域密着型のヘルスケア事業者にとって活用しやすい代表的な補助金制度です。

一方で、

  • 「実際の採択率はどのくらいなのか?」
  • 「年々、通りにくくなっているのか?」
  • 「どの年度・枠が狙いやすいのか?」

といった疑問を持つ経営者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、小規模事業者持続化補助金の採択率の推移を年度別に整理し、あわせて採択されやすい申請の考え方や注意点を、ヘルスケア業界向けにわかりやすく解説します。

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小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や業務効率化の取り組みを支援する国の補助金制度です。

対象となるヘルスケア事業者の例

  • 医科・歯科クリニック
  • 接骨院・鍼灸院・整体院・マッサージ院
  • 美容室・エステサロン・リラクゼーションサロン
  • 介護福祉施設・訪問介護事業所 など

比較的少額(50万円〜200万円程度)から申請でき、初めて補助金を活用する事業者でも取り組みやすい点が特徴です。

採択率とは?見る際の注意点

採択率とは、「申請件数のうち、採択された割合」を示した数値です。

ただし、採択率を見る際には、以下の点に注意が必要です。

  • 年度や公募回ごとに大きく変動する
  • 特別枠(コロナ特別対応型など)の影響を受ける
  • 採択率が高くても“簡単”というわけではない

そのため、単純な数字だけで判断せず、背景や傾向を読み取ることが重要です。

【年度別】小規模事業者持続化補助金の採択率の推移

初期(H26~R1年度)

制度開始当初は、

  • 申請件数が比較的少なかった
  • 計画書の完成度にもばらつきがあった

ことから、採択率は比較的高めで推移していました。

この時期は、「補助金制度そのものの認知拡大」が主な目的だった側面もあります。

参考

小規模事業者持続化補助金(以下、持続化補助金)は平成26年に創設されました。制度開始当初は採択率が公式には公表されておらず、各種情報からおおむね20〜40%程度で推移していたと推測されています。

なお、インターネット上には参考値としての数値も見られますが、あくまで目安として捉える必要があります。令和元年度以降は採択率が公表されるようになり、比較的高い水準で推移していることが確認できます。

表1:持続化補助金の採択率(H26~R1)
予算年度実施年予算(億円)応募件数採択件数採択率(%)
平成25年補正平成26年145非公開13,327非公開
平成26年補正平成27年252非公開33,855非公開
平成27年補正平成28年10036,98614,54939.3
平成28年補正平成29年120非公開約21,500非公開
平成29年補正平成30年12026,91018,53268.9
平成30年補正平成31年(令和元年)20024,75321,80888.1

近年(R2年度以降)の採択率

制度が広く知られるようになるにつれ、

  • 申請件数の増加
  • 専門家や申請代行を活用する事業者の増加
  • 事業計画の質の底上げ

が進み、採択率は徐々に低下・安定化してきました。

特に、「とりあえず申請してみた」「補助金ありきの計画」といった内容は、採択されにくくなる傾向が見られます。

一般型

表2:持続化補助金(一般型)の採択率
 応募件数採択件数採択率
第1回8,0447,30890.9%
第2回19,15412,47865.1%
第3回13,6427,04051.6%
第4回16,1267,12844.2%
第5回12,7386,86953.9%
第6回9,9146,84669.1%
第7回9,3396,51769.8%
第8回11,2797,09862.9%
第9回11,4677,34464.0%
第10回9,8446,24863.5%
第11回11,0306,49858.9%
第12回13,3737,43855.6%
第13回15,3088,72957.0%
第14回13,5978,49762.5%
第15回13,3365,58041.8%
第16回7,3712,74137.2%
第17回(一般型)23,36511,92851.1%
第17回(創業型)3,8831,47337.9%

特別枠・特例措置があった年度

コロナ関連の特別枠が設けられた年度では、

  • 採択件数が大幅に増加
  • 採択率も一時的に上昇

したケースもありました。

ただし、これは恒常的な傾向ではなく、例外的な状況である点に注意が必要です。

コロナ特別対応型

表3:持続化補助金(コロナ特別対応型)の採択率
 応募件数採択件数採択率
第1回6,7445,50381.6%
第2回24,38019,83381.3%
第3回37,30212,66433.9%
第4回52,52915,42129.4%
第5回43,24316,49838.2%

低感染リスク型ビジネス枠

表4:持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)の採択率
 応募件数採択件数採択率
第1回7,8273,51244.9%
第2回10,2055,36152.5%
第3回8,0565,02262.3%
第4回8,2435,78070.1%
第5回6,2084,13866.7%
第6回11,7218,04068.6%

採択率の推移から読み取れる3つのポイント

① 採択率は「下がっている」のではなく「選別されている」

近年の採択率を見ると、制度が厳しくなったというよりも、事業計画の中身がより重視されるようになったと考えるのが適切です。

② ヘルスケア事業は内容次第で十分に採択可能

クリニック・治療院・サロン・介護事業は、

  • 地域性が明確
  • 社会的意義(健康・予防・生活支援)が説明しやすい

という特性があり、事業内容を正しく整理できれば、採択を狙いやすい業種です。

③ 「前年踏襲型」の申請は通りにくい

  • 去年とほぼ同じ計画
  • 設備導入だけが目的
  • 数値根拠が弱い売上予測

といった申請は、採択率が下がる要因になりやすいため注意が必要です。

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採択率を踏まえた申請時の重要ポイント

ポイント① 課題と施策を明確につなげる

  • 来院数減少 → どう改善するのか
  • 人手不足 → なぜ効率化が必要なのか

といった因果関係を明確にすることが重要です。

ポイント② ヘルスケア業界特有の事情を反映する

  • 診療報酬・介護報酬との関係
  • 法規制・広告規制
  • 人材確保の難しさ

など、業界特有の背景を理解した計画は評価されやすくなります。

ポイント③ 商工会・商工会議所との連携を意識する

小規模事業者持続化補助金の申請には、商工会・商工会議所による事前確認が必須です。

商工会・商工会議所が確認後に発行する書類の提出期限は、補助金の申請締切日より1~2週間程度早く設定されています。

そのため、余裕をもって以下の準備を進めることが、スムーズな申請と採択率の向上につながります。

  • 事業計画書の作成
  • 書類不備の防止
  • 電子申請の事前準備

今後のスケジュール

今後のスケジュールは、以下の通りです。

■小規模事業者持続化補助金(一般型/通常枠、創業型)

  • 第17回:2025年11月28日(金)
  • 第18回締切:2025年11月28日(金)

■小規模事業者持続化補助金(一般型/災害支援枠)

  • 第7次:2025年7月28日(月)
  • 第2回締切:2025年11月28日(金)

補助金申請前"不採択"を避けるための第一歩

小規模事業者持続化補助金の採択率は回ごとに大きく変動しており、「申請すれば通る」補助金ではありません。
だからこそ、あなたの事業内容・計画でどれくらい可能性があるかを事前に確認することが重要です。

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最後に|採択率の数字より「中身」が重要

小規模事業者持続化補助金の採択率は、年度ごとに変動していますが、重要なのは単なる数字の高低ではありません

  • 事業課題が整理されているか
  • 補助金を使う必然性があるか
  • 実現可能な計画になっているか

これらを丁寧に作り込むことで、ヘルスケア事業者であっても十分に採択を目指すことが可能です。

採択率の推移を正しく理解し、自院・自社に合った形で補助金を活用していきましょう。

弊社では、無料補助金チェックサービスや、「補助金・助成金」および「中小企業施策(経営力向上計画・先端設備等導入計画・経営革新計画・事業継続力強化計画等)」、「融資・資金調達サポート」などの申請サポートをおこなっております。

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ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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飯塚 伸之(いいづか のぶゆき)

株式会社BE NOBLE 代表取締役、法政大学経営大学院特任講師、MBA(経営管理修士)
医療機関での勤務経験を活かし、ヘルスケア事業者の経営・集客支援や資金調達支援、M&A、企業向け健康経営支援事業を展開。 中小企業診断士/健康経営エキスパートアドバイザー/医療経営士/ファイナンシャルプランナー/鍼灸師/柔道整復師/キャリアコンサルタント/産業カウンセラーなど、多岐にわたる資格を保有し、幅広い視点からクライアントの課題解決に取り組む。

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