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MEO対策(マップエンジン最適化) について

Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)の上位表示_MEO(Map Engine Optimization)対策の運用代行

今回は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の上位表示のためのMEO対策について説明していきます。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)については別の記事がありますので、「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)はなに?」という方は、是非ご覧になってからだと理解が深まると思います。

 

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2021/11/05 GoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィール(Google Business Profile)に名称を変更すると発表がありました。これに伴い以下の変更があります。

  • Google マップや Google 検索からオーナー申請、プロフィール作成・編集・管理が観点に出来るようになります。
  • ビジネス プロフィールがメールアドレスとリンクされ、Google からのお知らせがプッシュ通知で届くようになります。
  • Google My Business API は、名称が「 Business Profile API」 に変わります。名称が変わっても現在の機能はすべて維持され、引き続き開発が続きます。
  • 2022 年7月より、Google マイビジネス アプリの提供が終了します。そのため、ビジネス情報の管理は、Google 検索またはGoogleマップのアプリをダウンロードしておこなう事となります。

今後数か月で大きな変化も予測されますので、分かり次第、本記事もアップデートしていきます。

参照元:発表文(Googleビジネスプロフィールのヘルプコミュニティ)

 

 

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の概要

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、無料で活用できる以下の基本機能がありました。

  1. 店舗の基本情報を記載できる
  2. ユーザーと交流できる
  3. 口コミの管理・返信ができる
  4. リアルタイムの情報を発信できる
  5. 分析情報を閲覧できる
  6. 無料のwebサイトを作成できる

また、以下の特徴によるメリットもありました。

  • ローカル検索に対応
    ・Googleマップからの流入も見込める
    ・ローカル検索をおこなう人は、目的を即実現できる場所を探しているため来店しやすい
  • Googleマイビジネスにおける表示位置
    ・少ない費用・時間・労力で高い集客効果が期待できる
  • Google検索アルゴリズムのヴェニスアップデート
    ・ユーザーの位置情報が検索結果に反映されるため、地域ユーザーに見てもらいやすい

 

MEO(マップエンジン最適化)とは

MEOとは、「Map Engine Optimization(マップエンジンオプティマイゼーション)」の略語で、日本語では「マップエンジン最適化」と呼ばれています。また、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が、ローカル検索に対応していることから、ローカルSEOなどとも呼ばれます。

尚、ここではMEOとして説明していきます。

MEO対策とは、Google検索やGoogleマップにおいて、特定の地域や店舗に関連したキーワードで検索が行われた際、自社Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を上位表示させるために最適化することです。

 

メリット

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、「地域×キーワード(業種・サービスなど)」について検索した際に、Google検索とGoogleマップで検索結果が表示されます。

Google検索で表示される結果は、自然検索結果よりも上部のGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の枠(ローカルパック)には、上位3位までのGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が表示されます(図1)。

これはGoogleが検索ワードからユーザーが店舗情報を求めていると判断し、検索ワードでマップ検索をした場合の結果を上位3位まで表示しているものになります。また、この表示枠は基本的に自然検索結果よりも上部に表示されるため、検索ユーザーが最初に目にする場所になります。

そして、Googleマップで表示される結果は、上位20位までのGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が表示されます(図2)。

このように、MEO対策をおこないGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の枠(ローカルパック)で上位表示していくことで、かなり目立つ位置に表示(特に上位3位以内)でき、高い集客効果を期待できます。

 

Google検索上でのGoogleマイビジネスの検索結果
図1:Google検索上でのGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の検索結果

 

Googleマップ上でのGoogleマイビジネスの検索結果
図2:Googleマップ上でのGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の検索結果

 

費用や労力が抑えられるというメリットもあります。
そして、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が表示されるローカルパックの位置は、リスティング広告枠の下で検索エンジン結果(SEO枠)の上部であることから、MEO対策はリスティング広告のように費用がかからず、SEO対策(検索エンジン最適化)のように時間と労力をかけずに上位表示(集客効果)が期待できます(表1)。

検索エンジン結果で上位表示されているポータルサイトなども集客の施策としている店舗も多いですが、掲載やページ更新などに費用もかかり、数ある競合店の中から比較検討されることになります。また、SEO対策と比べて蓄積効果は少ないです。

 

  即効性(集客開始のスピード) 費用対効果 蓄積効果
MEO対策
SEO対策
リスティング広告(検索連動型)

 

参考

  • MEO対策(マップエンジン最適化)
    Google検索やGoogleマップにおいて、特定の地域や店舗に関連したキーワードで検索が行われた際、自社Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を上位表示させるために最適化することです。
  • SEO対策(検索エンジン最適化)
    SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で日本語にすると「検索エンジン最適化」といいます。
    検索エンジンのオーガニックな検索結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成などを調整すること。また、その手法の総称。 具体的には、優良な被リンクを集めたり(外部施策)、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、適正に検索エンジンにページ内容を理解・評価されるよう技術的にWebページを最適化(内部施策)することで、特定のサイトを上位表示されるようにすることです。
  • リスティング広告(検索連動型広告)
    リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して掲載される広告です。検索連動型広告(検索広告)やPPC(Pay Per Click)とも呼ばれ、広告がクリックされると費用が発生します。

 

デメリット

デジタルマーケティングにおける集客に対し非常に大きなメリットを持つMEO対策ですが、一方で以下のデメリットも存在します。
メリットだけではなくデメリットも把握しておくことで、より成果につながるMEO対策を実施することが出来ます。

  • 風評被害を受けやすい
    Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、店名や住所などを登録できるだけでなく、一般ユーザーからの口コミや質疑応答、写真などの投稿も反映されます。
    そのため、利用者からのネガティブな口コミや、悪意ある第三者による事実ではない悪い口コミを書かれるケースもあり、風評被害を受けるリスクもあるということです。
    MEO対策を行う上で「口コミをもらうこと」は重要な施策となりますが、同時に「ネガティブな口コミをもらってしまう可能性」も想定しておかなければなりません。
  • 口コミが信頼されにくい
    業者に依頼しての不正行為なども多かったため、ユーザーの目も厳しくなっており、Googleマップに書かれた口コミにも真偽を疑う目を持っています。特に、高評価ばかりのお店は、一層厳しい目をむけられることもあるかもしれません。

このようなデメリットに対して、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の口コミ管理を、良い口コミにも悪い口コミに対しても「丁寧に返信する」といった活動を日頃から行うことで、ユーザーにオーナーやスタッフの接客態度をアピールすることで、対応していく事ができます。

 

 

ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み

Google はいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。
つまり、ユーザーにとって「有益で関連性の高いビジネス」であれば、Googleはユーザーにそのビジネス情報を提供するため上位表示するといえます。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が表示されるローカル検索結果では、主に3つの指標である「関連性」、「距離」、「知名度」の要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。
たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。

このことから、「情報を最新の状態に保つ事」と「関連性」「距離」「知名度」の要素すべてを含め総合的に対策していくことが必要です。

 

ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
図3:ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み

 

3つの指標についての具体的な内容については以下の通りです。

関連性

関連性とは、検索キーワードに対してビジネスの関連性がどれだけ高いかの指標であり、MEO対策の大部分は関連性を高めるための施策といえます。

まずはどういったキーワードで検索されているか、どういったキーワードで検索されたいかを決めて対策できるようにしましょう。

ビジネスについてのより的確な情報を提供していくことで、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。

 

距離

距離とは、検索ユーザーの位置情報とビジネス所在地までの距離がどれだけ近いかの指標になります。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。

距離は店舗側でコントロールができないですが、位置情報に関する情報を正しく記載して対策しましょう。

 

知名度

知名度とは、ビジネスの情報がどれだけネット上で取り上げられているかの指標になります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧、SNSなど)やクチコミ数も、ローカル検索結果のランキングに影響します。また、ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)対策も重要な要素です。

尚、オンラインだけでなく、オフラインでの知名度も加味され、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

 

ローカル検索結果のランキングを上位表示していく方法

MEOで上位表示するための基準はGoogleに評価されることと、利用者に評価されることが必要です。

そのためには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とGoogleマップの基本的な使い方を知るだけでなく、一歩踏み込んだ使い方をしていく必要があります。
以下の個別要素において、利用者に魅力を伝えることで、評価につながりやすくなります。

  1. Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録
  2. 情報の登録と更新
  3. 投稿の実施
  4. 口コミの収集、管理と実施
  5. 写真・動画を追加する
  6. その他

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録

ローカル検索結果のランキングを上位表示していくには、まずGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)でビジネス情報を登録します。

また、場所の確認手続きとしてビジネスのオーナー確認を行うと、Google マップや Google 検索などの Google サービスで、ローカル検索結果にビジネス情報が表示される可能性が高くなります。

そして、登録していなくてもビジネス情報は表示されていることが多く、登録しておくことでビジネス情報を悪用されずに自社のビジネス情報を魅力的にしていくことが可能となります。
たとえば、以下の図4において左は登録済みで、右はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が未登録となっており、どちらのお店に魅力を感じるかは、一目瞭然です。

 

Googleマイビジネス登録済と未登録での表示
図4:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)登録済と未登録での表示

 

情報の登録と更新

ビジネスの所在地で関連性の高いキーワードで検索しても、自社のビジネス情報が表示されない場合があります。

ローカル検索結果で自社のビジネスが表示される頻度を最大化するには、ビジネス情報の内容を充実させ、定期的に更新して、常に新しい情報を掲載し、魅力的なものにする必要があります。

また、対策キーワードを意識した設定して、さらに魅力がわかるビジネス、商品・サービスの情報を整備が必要となります。

登録できる主なビジネス情報は以下となります。

  1. ビジネスの基本情報
    店舗名(商号・屋号)・住所・電話番号・営業日と営業時間・サービス提供エリア・公式サイトURL・予約ページリンク・ビジネスの説明文(750文字)・開業日
  2. 商品・サービスの基本情報
    業種カテゴリ・ビジネスの属性・バリアフリー対応・バリアフリー対応・設備(Wi-Fiやトイレ、子ども対応など)・客層・健康安全(検温、マスク、消毒など)・サービスオプション(オンライン予約、訪問サービスなど)
  3. 商品・サービスの詳細
    商品・サービスごとにカテゴリ・価格・内容や特徴・お支払方法
  4. 写真・動画
    ロゴ、カバー、外観、店内、取り扱い商品・おすすめメニューなど

 

注意点

  1. ビジネス、商品・サービスの情報
    ローカル検索結果は、検索キーワードとの関連性が十分に高いものが表示されるため、ビジネス情報の内容に関連性の高いキーワードが充実しているほど、表示されやすくなります。
    また、ビジネス情報は、正確な情報で常に最新の状態を保ち、さらに情報量が充実させることで、Googleから有益と判断され、上位表示もされやすくなります。
  2. ビジネスカテゴリの設定(メインカテゴリ・サブカテゴリ)
    Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、メインカテゴリとサブカテゴリを登録できます。カテゴリは「メインカテゴリ」を1つまで、「サブカテゴリ」を9つまで設定できます。
    カテゴリは検索結果に大きく影響しますので、事業に適したカテゴリを漏れなく正しく登録することが重要です。ただし、関係のないカテゴリや必要以上にカテゴリを設定することは、評価を下げることに繋がりかねないため、注意が必要です。
  3. 「NAP+O」情報の統一
    NAP情報とは、Name(会社名・店舗名)、Address(住所)、Phone(電話番号)の3つの要素のことで、+Oは、Operating hours(営業時間)を意味します。
    これらの情報を正確に保つだけでなく、他サイト、SNS、掲載されているポータルサイト・口コミサイトの情報と統一させることも必要です。
    NAP情報が統一されていないと、記載内容によっては別のビジネスと判断されてしまうため、特に住所はビル名の有無、番地等の記載方法など、細かい部分までチェックして統一しましょう。

 

投稿の実施

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の投稿機能を利用すると、お店の最新情報や特典、イベントなどのキャンペーンを発信できます。例えば、限定メニューや新規サービス、曜日や雨の日での割引など。

顧客視点で定期的に投稿をおこなっていくことで、さらに検索されやすくなるなど集客に繋がります。また、文字の情報だけでなく、画像を使った視覚的なアピールも有益でおすすめです。

投稿できる内容は以下となります。

  • COVID-19の最新情報:ステータスを更新(COVID-19によるビジネスの変更)、ボタン追加(予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話など)
  • 最新情報:写真・動画、内容、ボタン追加(予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話など)
  • 特典:タイトル(店頭でもオンラインでも20%オフなど)、開始日時と終了日時、特典の詳細(クーポンコード、リンク、利用規約)
  • イベント:写真・動画、タイトル(今週のセールなど)、開始日時、イベントの詳細、ボタン追加(予約、オンライン注文、購入、詳細、登録、今すぐ電話など)
  • 商品・サービス:商品・サービス名、カテゴリ、価格、説明(1000文字)、ボタン追加(オンライン注文、購入、詳細、特典を利用など)

 

口コミの収集、管理と返信

店舗情報を登録した後は、店舗における商品・サービスの満足度を高め、良い口コミをしてもらえるように工夫します。また、満足のいくサービスをしてもらったと感じた利用客に口コミしてもらえるよう、アピールしていくことも大切です。

そして、利用客が投稿した口コミには店舗側から返信もできるため、お礼の言葉や反省の言葉、口コミへの感想などを返信しましょう。口コミに返信することで、利用客の存在やその意見を尊重していることもアピールできます。利用客から有用で好意的な内容の口コミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、顧客が店舗を訪れる可能性が高くなります。

また、悪い口コミやクレームなどに対しても真摯に回答すれば、誠意ある態度が伝わるだけでなく、ほかの利用客にも良い印象を与えられる可能性があります。悪質な口コミに出会うこともあるかもしれませんが、常に誠意を持って対応すると、利用客が正しい判断をしてくれるでしょう。

 

口コミのアピール

店舗を利用してくれた人に満足してもらえたら、口コミに投稿してもらえるように積極的にアピールしていきます。魅力が伝わるような利用客からの口コミは増えれば増えるほど、店舗の自然な広告となります。

ただし、口コミを報酬やプレゼント、値引きを条件にお願いするのはポリシー違反でNGとなっています。そのため、違反するような値引きなどを行わず利用者が自ら書きたくなるような工夫が必要となります。

例えば、利用客に対して、チラシを配ったり、webサイトやアプリなどにQRコードのリンク貼ったりして、口コミページへ誘導することもおすすめです。
そのためには、以下のような取り組みも重要です。

  • 会計時に声掛けをする
  • 口コミを促進させるPOPやチラシを用意する
  • DMや公式LINEを使う

 

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写真・動画を追加する

ビジネスの内容を伝え、商品やサービスを紹介するには、写真や動画をビジネス プロフィールに追加します。的確で訴求力のある写真を掲載すれば、求めている商品やサービスがあることを顧客にアピールできます。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)では、ロゴ、カバー、外観、店内、取り扱い商品・おすすめメニューなどを設定できますので、魅力的な写真や動画を設定し、定期的に更新できるようにしましょう。また、看板や入り口の画像があると、探しやすくなり、店内の様子やメニュー表の写真などもPR効果が期待できます。

 

その他

その他の対策できるものは以下となります。

  • 自社のWebサイトに詳細情報を追加する
  • SNSにて店舗のアカウントを作成する
  • SNSや他サイト・他Mapで情報を統一する(特にNAP+O)

 

MEO対策に取り組む手順

MEO対策では以下の手順により、自社Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の上位表示を目指していきます。
そのために必須なのは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のインサイト機能であり、この機能を活用して、KPIなどの数値目標を定め、改善していく取り組みが必要です。

 

MEO対策の手順

  • 自社Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の状況を把握する
  • MEO対策の改善方針を決める
  • 2の方針に則り、改善施策を打つ
  • 施策の結果を分析し、PDCAを回す

 

インサイト機能による改善

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のインサイト機能で取得できる主な分析データは以下となります。

  • 検索方法とその回数:直接検索・間接検索
  • 閲覧ユーザー数:Google検索(パソコン・モバイル)、Googleマップ(パソコン・モバイル)
  • ユーザーのアクション数:webサイトへのアクセス、ルートの検索、電話、予約、メッセージ
  • ルートを検索した地域
  • 電話をかけたタイミングと回数
  • 写真の閲覧数
  • 投稿された写真数:顧客投稿数・オーナー投稿数
  • ユーザーが検索したキーワード

インサイト機能から取得できる分析データの中で、MEO対策でよく利用するデータは、「ユーザーが検索したキーワード」と「検索方法と表示回数」の2つです。

そのため、この2つについて説明していきます。

 

ユーザーが検索したキーワード

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のインサイト機能では、検索結果に自社店舗のGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が表示された際の、「ユーザーが検索したキーワードとその回数」が確認できます(図5)。

このキーワードから以下2つの視点で、自社店舗がユーザーからどのように見えているかを確認し、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化(キーワードの改善活動)をおこなっていきます。主に「社名・店名」のほか、「ジャンル」「商品・サービス名」などが上位に入りやすい傾向があります。

  • 自店舗情報がどのようなキーワードでヒットしているか
  • 自店舗情報を表示させたいキーワードでヒットしているか

 

Googleマイビジネスにおけるインサイト機能「ユーザーが検索したキーワード」
図5:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)におけるインサイト機能「ユーザーが検索したキーワード」

 

検索方法と表示回数

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のインサイト機能では、検索結果に自社店舗のGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)が表示された際の、「検索方法と表示回数」が確認できます(図6)。

これらの指標は、目的が明確で来店に結びつく可能性の高いユーザーに対して、店舗情報を届けられているかどうかが測れます。

 

検索方法

検索方法(ユーザーが検索した方法)では、直接検索と間接検索の回数と比率が確認できます(図6の青枠)。

そのため、それぞれで以下の視点で検討できます。

  • 直接検索は、直線の「社名・店名」や「住所」などで検索していることから、すでに自社店舗を知っていて、詳しい情報を求めていることが分かります。そのため、直接検索数に対して来店数が少ない傾向なら、リンク先の詳しい情報が掲載してあるwebサイトの改善が必要となるケースも考えられます。
  • 関節検索は、「地域×キーワード(商品・サービス名、ジャンルなど)」で検索しいることから、キーワードに該当する他店舗と比較して来店を検討していることが分かります。そのため、間接検索数に対して来店数が少ない傾向なら、Googleマイビジネス内でのキーワードの改善が必要となるケースも考えられます。

 

表示回数

「(検索での)表示回数」も、出店地域ごとの人の流入傾向を把握することができ、他の指標が伸びている際には同様に伸びていることが多い指標です(図6の赤枠)。ただ、関連のないキーワードで検索された際にたまたま表示されたり、Googleマップを開いた際に偶然に表示されたりした回数も含まれてしまいます。

MEO対策に目標や成果は、最終的に集客につながるかどうかです。そのため、「表示回数」も、あくまでMEO対策の中の1つのKPIとして考えます。

そして、直接的に来店や売上につながりやすい指標である、「webサイトのアクセス数」などと比較しながら検討していくことが望ましいです。

 

Googleマイビジネスにおけるインサイト機能「検索方法とその表示回数」
図6:Googleマイビジネスにおけるインサイト機能「検索方法とその表示回数」

 

MEO対策をはじめよう

今回は、MEO対策について説明してきました。

MEO対策目的は店舗型ビジネスでは欠かせないものとなってきていて、ほとんどの場合「見込み顧客に利用してもらうこと」にあると思います。そのためには、利用者に評価されることと、Googleに評価されることが必要になります。

そして、多くの対策はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)内で、キーワードの関連付けや、情報の内容・写真・動画を最新の情報として更新し、投稿機能で情報発信をおこない、Googleマイビジネス外においては他サイト、SNS、ポータルサイトなどとの情報を統一するなどの対策が可能でした。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を上位表示させていくためには、登録したら、放置せずに、数値目標を決定、計測し、上位表示を目指して改善活動をおこなっていきましょう。

 

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