医療・健康・美容分野などのヘルスケア関連領域の事業における内容はインターネット上で上位表示されにくいと聞いた事はあるでしょうか。
これには理由があるため、検索エンジン上で上位表示を目的としてデジタルマーケティング施策(Googleビジネスプロフィール、リスティング広告、SNS運用など)をおこなう際には知っておく必要があります。
そのため、本記事では、ヘルスケア関連の事業者がSEO対策を始める際に読んでおく事で、効果的な運用および他の施策との切り分けや目的をイメージ出来るように説明していきます。
本記事におけるヘルスケア関連事業者とは主に以下を指しています。
- 病院・診療所(クリニック・医院) ※歯科含む
- 治療院(整骨院、鍼灸院、マッサージ院)
- 整体院、カイロプラクティック院、リラクゼーションサロン
- 美容サロン、エステサロン
- スポーツトレーナー、フィットネスクラブ
- 介護関連(通所、訪問)、機能訓練型デイサービス、リハビリテーション
- 薬局
「SEO対策って何?」という方は以下の記事をご覧ください。
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目次
WELQ問題
背景として、2016年末に「WELQ問題」というのが起こりました。
「WELQ」はDeNAが運営していた医療・健康に関するまとめサイトです。
「WELQ」の記事には、医療に関する知識や資格を持たない不特定多数のライターが、他サイトのコピーや科学的根拠のない情報を使って記事を執筆していたことから、著作権の侵害や信憑性に欠けるなど大きな問題となりました。
具体的には、以下のような記事が量産され、かつ上位表示されていました。
- 肩こりの原因は守護霊
- 風邪には家系ラーメンが効く
- 吉野家のご飯にはアレルギー物質
そのため、不確かな医療情報が掲載されている、著作権を侵害する内容が含まれているなどから社会問題化し、結果として「WELQ」は閉鎖に至りました。
この問題との関連性は明言されていないものの、この後Googleは、医療や健康など人命にかかわるようなコンテンツ(YMYLの対象ジャンル)では、例えば医療従事者や医療機関等から提供されるような信頼性が高い情報を評価するようなアップデートを2017年12月に行いました。
このアップデートは非公式ながら「医療健康アップデート」と呼ばれています。
医療健康アップデートとYMYL(Your Money or Your Life)
2017年12月に、Googleによる「医療健康アップデート」がおこなわれ、医療や健康に関連する検索結果の評価方法をアップデートしました。このアップデートは、日本でのみ実施されており、対象となるジャンルのサイトの約60%に影響を与えるという大きなものでした。
更新実施以降の検索結果は、医療の専門家が取り扱っている公的な情報が多く上位表示されるようになりました。
このアップデート対象は、医療や健康に関する検索クエリでしたが、その後はYMYL(Your Money or Your Life)といわれる「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ・トピック」に対して評価する基準が他テーマのコンテンツより「Google検索品質評価ガイドライン(E-E-A-T)」を重視するようになっています(図1)。
ユーザーが誤った情報を受け取ることで、人命や人生に影響を与える可能性があるため、YMYL分野に関する内容においては「E-E-A-T」の品質を重視し、特に注意しなければいけないページとなっています(表1)。
そして、医療に関するコンテンツがYMYLに該当していることから、SEO対策では容易に上位表示が出来ないようになっています。
また、YMYL分野において、それぞれをどう評価するか、は2019年2月15日のGoogleの報告書「How Google Fights Disinformation」にかかれています。
尚、2022年12月に、「Experiense(経験)」が加わり、以前の「E-A-T」からアップデートしています。
頭文字 | 意味 | 内容 |
---|---|---|
E (Experience) | 経験 | 実体験に基づいたコンテンツを重視することで、ユーザーにとって現実味があり有益な情報を提供でき、それが評価につながる。 |
E (Expertise) | 専門性 | 特定の分野テーマに特化してコンテンツをつくり、その裏付けとして制作者の専門性があることで、評価につながる。 |
A (Authoritativeness) | 権威性 | 情報発信主体の人や団体がどの程度認められているかで、他サイト・SNSからの被リンク(back link)・サイテーション(引用・言及)の数と質の高さ(公的機関などは質が高い)が評価につながる。 |
T (Trustworthiness) | 信頼性 | コンテンツに対し、誰が責任を追うのか、正確な情報なのか、を明記していくことで評価につながる。 |
YMYL(Your Money or Your Life)の対象ジャンル
YMYLの対象ジャンルは主に以下の7通りです。
ジャンル1.ニュースと時事問題(News and current events)
国際的なイベント、ビジネス、政治、科学、技術などの重要なトピックに関するニュースを指します。
すべてのニュース記事がYMYLのトピックとみなされるわけではなく、スポーツやエンタメ、日常のライフスタイルに関することは一般的にYMYLではありません。
- ニュース・重大イベント(ビジネス、政策、科学、科学技術などの)
- ニュース記事などの公式情報 災害時の対応や政策など
ジャンル2.公共サービス・政府・法律など(Civics, government, and law)
政府機関、公的機関、社会福祉、および法的問題といった重要な情報を指します。
- 政治、選挙、法律、公的機関、社会サービス
- 法律情報 離婚、裁判、遺言書の作成など
ジャンル3.金融情報(Finance)
投資、税金、ローン、銀行、保険、退職後の計画、などに関するアドバイスや情報を提供しているwebページで、特にオンラインで購入や送金できるwebページを指します。
・金融:投資、税金、退職後の計画、銀行、保険
・金融情報 税金、年金、保険、投資、クレジットカードなど
ジャンル4.ショッピング(Shopping)
商品・サービスを調べたり、購入したりするwebページで、特にオンラインで購入できるwebページなどを指します。
- ECサイト、ネットショッピング、ネットバンキング
ジャンル5.健康と安全(Health and safety)
医療問題や薬、病院、緊急時の準備、活動の危険性などの情報やアドバイスに関するwebページを指します。
- 病気、医薬品、症状など
- 医療・健康情報(健康、病気、薬、免疫、メンタルヘルス、妊娠・妊活、など
- 美容情報(ダイエット、脱毛、育毛系など)
ジャンル6.人々のグループ(Groups of people)
人種、民族的出身、宗教、年齢、国籍、地位、性的指向、性別または性同一性といった人々のグループに関するwebページを指します。
- 人種、宗教、民族、国籍、障害、性別、ジェンダーなど
ジャンル7.その他(Other)
フィットネス(運動)、食品・栄養、住宅情報、進学、就職など、人生や生活の大きな決定に大きく影響するトピックはYMYLとみなされることがあります。
- フィットネス(運動)、栄養、住居情報、大学の選択、就職
法的規制やガイドラインについて
ヘルスケア関連の領域において、インターネット上の媒体のホームページ(webサイト)やブログ、リスティング広告、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)、SNS、その他の広告(チラシ、パンフレット、Eメール)で記載内容など気を付けるべき法律は以下となります。
詳細は別記事をご確認ください。
※ヘルスケア(医療・健康)分野における広告規制について(作成予定)
医療法
2018年6月1日に改正されwebサイトも規制対象となりました。【医療広告ガイドライン】
あはき師法、柔道整復師法
医療広告ガイドラインを基に検討会が開かれています。【あはき柔整に関する広告ガイドライン(案)作成方針】
景品表示法(不当景品類及び不当防止法)
商品・サービスの品質や価格について、消費者に誤認される不当な表示を禁止しています。【景品表示法関係ガイドライン等】
特定商品取引法(特商法)
消費者トラブルを生じやすい取引類型(ヘルスケア領域では美容医療やエステ)を対象に、事業者が守るべきルールが定められています。【特定商取引法ガイド】
不正競争防止法
事業者間における適正な競争の実施を確保するため、営業秘密の侵害や他社の商品等の表示とユーザーが誤認するような行為を禁止しています。
著作権法
他社の著作権を侵害する行為を禁止しています。【不正競争防止法の概要】
薬機法(旧薬事法)
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品などについて品質、有効性及び安全性の確保のために不当な表示を禁止しています。【医薬品等の広告規制について】
健康増進法
食品として販売する物の健康保持増進効果等について、ユーザーが誤認するような行為を禁止しています。【健康増進法(誇大表示の禁止)】
YMYL領域におけるSEO対策のポイント
YMYL領域のキーワード(検索語句)で上位表示するためには、Googleの検索品質評価ガイドラインである「E-A-T」を満たす必要があります。
すなわち、YMYLと「E-A-T」の関係は切っても切り離せないものです。
YMYL領域におけるSEO対策のポイントを以下の10つにまとめました。
- 扱う分野やテーマの専門性を高める
- 各コンテンツがユーザーの求めているものになっているか確認
- 誰による情報なのかを明示
- 誰が運営しているwebサイトなのかを明示
- 正しい情報なのか確認
- 良質なサイトから被リンクやサイテーションを増やす
- Webサイトの情報を充実させる
- 情報を最新に保つ
- SSL化(HTTPS化)する
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を活用する
それぞれの対策ポイントを詳しく解説します。
1.扱う分野やテーマの専門性を高める
扱うテーマの専門性を高めるためには、YMYL以外のコンテンツ(記事)を1つのwebサイト内で混ぜないことも重要です。
複数ジャンルの情報を1つのwebサイト内に混ぜてしまうと、検索エンジンにテーマが伝わらず「何を目的とするwebサイトなのか」を判断するのが難しくなります。
そのため、検索順位が安定せず、YMYLの基準で評価されてしまうと、本来より検索順位が下がるリスク(YMYL対象アップデート)もあります。
このことから、もしYMYLに関する情報とそれ以外の情報を扱う際には、混在させずに別々のWebサイトで運用する方が望ましいでしょう。
2.各コンテンツがユーザーの求めているものになっているか確認
webサイトの各コンテンツが、訪問したユーザーが求めている内容であるか確認する必要があります。
YMYL領域以外のSEO対策だけに限りませんが、「ユーザーの検索意図(インテント/検索エンジンにキーワードを入力した目的)に応えること」がであり、Googleの「検索品質評価ガイドライン(E-A-T)」においても「Needs Met評価(=ユーザーの検索意図を満たすこと)」は重要項目です。
これは、Googleはユーザーがどんな情報を求めているのか分析した上で、検索結果の順位を決定しているといえます。
YMYL領域のSEO対策では、専門的を追求するあまり難しくて長い内容になりがちです。
しかし、一般のユーザーが読んで理解できる内容か、情報を盛り込みすぎていないか、適度なボリュームにまとまっているかなども意識して、ユーザーの検索意図と乖離がないようにしましょう。
もし、専門用語が多い場合は、素人でも理解できるように丁寧に解説を入れておくとよいです。
「Needs Met」とは、Googleの検索品質評価ガイドラインにおいて、検索結果がどの程度ユーザーの役に立って満足させたか(ニーズを満たしたか)どうかを評価するものです。
検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)は、「Page Quality Rating Guideline(ページ品質評価ガイドライン)」「 Understanding Mobile User Needs(モバイルユーザーニーズの理解) 」「Needs Met(ニーズを満たす評価ガイドライン)」の3部構成になっていることから、検索における品質の評価は「ページの品質」と「ニーズを満たす」という2つの要素だと言えます。
3.誰による情報なのかを明示
ウェブサイトやコンテンツが誰によって作られたかによって、そのコンテンツが信頼できるかどうかの指標になるため、作成者(著者、執筆者)や監修者名が記載されているかどうかは非常に重要です。
YMYLの情報は人命や人生に影響を与える可能性があるため、「誰が」「どんな人が」発信しているかが大切です。
そのため、以下のように作成者や監修者名の情報を開示することでユーザーに安心感を与え、信頼性の獲得につながります。
作成者情報(著者、執筆者)を充実させる
専門性のあるコンテンツの場合、「誰が作成したコンテンツか」というのは非常に重要です。
作成者が専門家であることが分かれば、コンテンツの信頼性が高まります。つまり、「E-A-T」の信頼性(Trustworthiness)が高くなり、上位表示されやすくなるということです。
そのため、コンテンツの作成者がその分野の専門家であること、社会的に認知されていることなど、氏名・経歴・職業・所有資格・実績・肩書きなど信頼性を高める要素がある場合は、できる限り掲載してください。
専門家の監修を受ける
専門家による監修を付けることにより、コンテンツの専門性と権威性が担保されます。
専門知識が無い人が作ったコンテンツ、もしくは書き手の分からない記事、根拠(ソース)が不明瞭なコンテンツは「事実に基づかないもの」として低品質のページとみなさる原因となります。
そのため、医療に関するサイトであれば医者や医療従事者を監修に入れ、自社サイトの専門性を高めましょう。しかし、、YMYL領域で専門家の監修が付けられないのであれば、質の高いオリジナルコンテンツ(自分自身の体験談・レビューなど)は、Googleは高く評価するためSEO効果として期待できます。
注意点として、YMYLにあたるジャンルでなければ、そこまで監修のSEO効果があるとは考えにくく、記事を掲載しているサイトそのものに専門性があるかの方が重要となります。
それは、「〇〇監修」は誰でも書けてしまい、エビデンスが不明のため、実際に監修してもらったなら、その専門家が関わるwebサイトなどから被リンク・サイテーション(引用・言及)をしてもらう方が、SEO効果に繋がります。
4.誰が運営しているwebサイトなのかを明示
YMYL領域では、運営元が不明なwebサイトは信頼性が損なわれてしまうため、「誰が責任を持って発信している情報であるか」をwebサイトに記載し、ユーザーが安心してサイトを閲覧できるようにすることはSEO対策で重要になります。
そのため、運営元である企業情報や運営者情報を充実させて掲載しましょう。
主な項目は、「個人名」や「運営会社名」はもちろん、「経歴」「経営理念」「業種や専門分野」「会社の住所」「責任者」「メールアドレス」「電話番号」「サービス名」「働く人数」「オフィスの風景」などになります。
5.正しい情報なのか確認
YMYL領域において、不正確で曖昧な情報は評価されないため、正確な情報を掲載し、裏付けをすることが重要です。
そのためには、官公庁などの公的機関や専門機関といった信頼性の高い情報源からの出典や参考情報、引用元などを明記することにより、YMYLに関する情報であったとしても適切なSEO評価を受けられます。医療情報であれば厚生労働省や医療機関の実験データのある研究論文などが該当します。
YMYLの情報には根拠がないとユーザーやGoogleには伝わらないため、過去の事例やデータなど、事実と数字のあるものを引用しましょう。
もし、必要なデータがなく、一次データとして体験談やアンケート・インタビュー(取材)をおこなう場合でも、自分の体験なのか他人の体験なのかを区別し、インタビューも曖昧な表記は避け、医師Aなどではなく〇〇医師、〇〇クリニックなど、しっかりと名称を記述しましょう。
注意点として、引用や出典は著作物に対するルールを正しく守る必要があります。無断転載や、コピペだけで出典を明記せず掲載することは著作権侵害にもあたります。また、その他にも業界や業種に関連する「法的規制やガイドライン」にも気を付けましょう。
- 1次データとは、調査者自身が、その調査目的のために固有の方法で採取したデータ。
典型的な一次データとして、アンケートやインタビュー、実験などが該当します。 - 2次データとは、その調査目的のために固有の方法で採取したものではない、既に採取されていたデータ。
典型的な二次データとして、官公庁による統計、研究機関のレポート、自社の業務データなどが該当します。
6.良質なサイトから被リンクやサイテーションを増やす
外部サイトから高い評価を受けているとGoogleが判断するには、良質なwebサイト等からの被リンクやサイテーション(引用・言及)を増やす必要があります。
良質なwebサイトとは、「リンクを多く獲得している」、「権威性が高い(E-A-Tが高い)」、「関連性が高い」ものを指しています。
尚、サイテーションとは、インターネット上で自社名や商品・サービス名が言及されることで、あくまでテキストで記載されている状態のことを指していて、サイト等へのリンクはされていません。
もし、SNSやGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を運用しているのであれば、その媒体の中で口コミ及び社名などを言及してもらえるよう意識してみましょう。
7.Webサイトの情報を充実させる
コンテンツはもちろんのこと、ユーザーにWebサイト自体を信頼してもらうための情報を充実させるのは、YMYL領域におけるSEO対策として効果的です。
前述した運営元の情報も含まれますが、その他に以下のような情報を充実させましょう。一般のユーザーや第三者からの問い合わせや質問、指摘に対応することも、サイトの信頼性を高めることやコンテンツの品質向上に役立ちます。
- コンテンツ(サービスページ、コラム記事、事例紹介など)
- お問い合わせ
- カスタマーサポート
- プライバシーポリシー
- 利用規約
- キャンセル・返金ポリシー(ECサイトなど)
8.情報を最新に保つ
YMYL領域では、ユーザーに有益な情報を届けることができるために常に情報を最新に保つことは重要です。
特に、医療や法律、金融などの情報は頻繁に改正されています。古い情報のままでは、事実と異なる情報になり、ユーザーからの信頼性も下がるため、掲載している情報は定期的に見直し、更新するようにしましょう。
9.SSL化(HTTPS化)する
SEO対策において、Googleがwebサイトのセキュリティの高いSSL通信に対応しているwebサイトを優先的に評価しているため、SSL化(HTTPS化)は必須となっています。
特に、YMYL領域では、webサイトの信頼性が重要視されています。そのため、「このサイトの商品やサービスを利用しても問題がないかどうか」は、ユーザーにこのサイトが安全であるという安心感・信頼感を与える指標になるため、WebサイトのSSL化を忘れず行いましょう。
SSL(Secure Socket Layer)とは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのひとつです。
SSL化(HTTPS化)されたサイトのURLはhttpsから始まるURLに変更されます。
httpsのsは「secure」の頭文字であり、安全であるという意味をもっています。
また、SSL化されていないURLは、GoogleChromeのブラウザの場合「保護されていない通信」と表記がされるので、見た目にもマイナスな印象を与えます。
10.Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を活用する
実際に店舗を運営、エリアを限定した事業をおこなっている場合は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)も活用しましょう。
これはGoogleが公式に提供しているサービスで、Googleマップ上で自店舗の写真を掲載したり、クーポン等を表示できたりする機能です。登録に際してはGoogleから認証を受ける必要があるので、その時点で一定の信頼性が獲得できると期待されます。
また、MEO対策をおこなうことで、MEO枠での上位表示も可能となり、「地域名」のキーワードを含めた検索などでSEO枠にも表示されるようになります。
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最後に
本記事では、ヘルスケア関連の事業において「なぜインターネット上で上位表示されにくいのか」「YMYLの意味や対象となるジャンル」「YMYLのSEO対策ポイント」について解説しました。
YMYLに該当するジャンルは、人々に大きな影響を与えるため、厳しい評価基準が設けられているのが特徴でした。
そして、YMYLに関連するキーワードは、Googleによるアップデートの影響を受けやすく、一般的なキーワードよりも非常に難易度が高くなっています。
そのため、業種別、商品・サービス別、キーワード(検索語句)別で、他の施策であるリスティング広告、MEO対策、SNS運用などを戦略的に組み立てる必要があります。
もし、YMYLに関連するジャンルでwebサイト運営を行なっており、まだ具体的な対策をしていない方は、本記事で解説したSEO対策のポイントを試してみましょう。
弊社では、ヘルスケア業界向けのデジタルマーケティング支援をおこなっております。
そして、自社製品・サービスや事業フェーズに適したホームページ作成、SEO対策、MEO対策、リスティング広告運用代行について丁寧にアドバイスします。効果的な施策を目指している方は、ぜひ一度ご相談ください。
また、マーケティング戦略やデジタルマーケティング戦略についてお悩みの方も、ご相談ください。
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