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治療院・クリニック・サロンのホームページが「作っただけ」で終わる理由|集客できない原因と改善策

「ホームページはある。でも、集客や問い合わせにはほとんどつながっていない。」

治療院・整体院・美容サロン・クリニック・介護福祉施設など、多くのヘルスケア事業者様から、非常によく聞くお悩みです。

実際、ホームページを“持っているだけ”の状態になっている事業者は少なくありません。

本記事では、なぜヘルスケア事業者のホームページが「作っただけ」で終わってしまうのかを、「全体像を整理」「具体的な原因を分解」「自社で確認できるチェックリスト付き」で、分かりやすく解説します。

成果が出ないホームページの典型構造

まず、集客できていないホームページの多くは、次のような状態に陥っています。

作っただけのホームページ-意味がない

問題は「ホームページ」そのものではなく、設計・運用・改善が行われていないことにあります。

理由①「作ること」がゴールになっている

最も多い原因は、ホームページ制作=ゴールになってしまっていることです。

よくあるケース

  • 開業時に「とりあえず必要」と言われて作った
  • 知人・制作会社に任せて完成後はノータッチ
  • デザインが整った時点で満足してしまった

しかし本来、ホームページの役割は以下の通りです。

ホームページ-検索から問い合わせ・予約

この流れが設計されていないホームページは、名刺代わりの存在で止まってしまいます。

理由② SEO(検索対策)を前提に設計されていない

「ホームページが見られていない」最大の原因は、検索で見つけてもらえていないことです。

特にヘルスケア業界では、

  • 地域名+業種(例:〇〇市 鍼灸院)
  • 症状名+サービス(例:腰痛 整体)

といった検索が非常に多く行われています。

SEOを意識していないHPの特徴

  • トップページしか実質見られていない
  • タイトル・見出しが感覚的
  • 専門性・地域性が伝わらない

SEO設計がないホームページは、誰にも見つけられない状態になりやすいのです。

理由③ ヘルスケア業界特有の「不安」に答えられていない

患者・利用者は、「良さそう」だけで問い合わせをしません。

特にヘルスケア分野では、不安の解消=問い合わせの前提条件です。

利用者が無意識に感じている不安

  • 自分の症状・状況に合っているか
  • 安全性・信頼性は大丈夫か
  • 強引な勧誘や高額請求はないか

これらに対する答えが、ホームページ内で十分に示されていないケースが多く見られます。

理由④ 問い合わせ・予約への導線が弱い

アクセスがあっても、「次に何をすればいいか分からない」ホームページでは成果は出ません。

よくある導線の問題

  • 問い合わせボタンが目立たない
  • スマホで押しづらい
  • 読了後の行動が示されていない

この状態は、大きな機会損失につながっています。

ホームページは、作ってからが本当のスタートです。

しかし実際には、

  • 何年も内容を見直していない
  • SEOや表示速度を確認したことがない
  • 問題があるかどうか分からない

という事業者がほとんどです。

結果として、「知らないうちに集客できないホームページ」になってしまいます

【チェックリスト】あなたのホームページは大丈夫?

以下に当てはまる項目が多いほど、「作っただけ」で終わっている可能性が高いと言えます。

ホームページ自己診断チェック

  • 地域名+業種で検索しても上位に出てこない
  • トップページ以外、ほとんど更新していない
  • 誰に向けたホームページか曖昧
  • 専門性・実績・資格が分かりにくい
  • 問い合わせ導線が分かりづらい
  • スマホで見ると使いにくい
  • SEOを意識したページ構成になっていない
  • 作った後、一度も客観的にチェックしていない

3つ以上該当する場合は、改善余地ありです。

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※医療をはじめとするヘルスケア領域のインターネット上の情報は、誤った情報や不十分な設計がユーザーの判断に大きな影響を与えるため、広告ガイドラインや各種法的規制、さらにGoogleが重視するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点から、特に厳しく評価されています。

まとめ|ホームページは「育てる資産」

治療院・整体院・サロン・クリニック・介護福祉施設のホームページが「作っただけ」で終わるのは、決して珍しくありません。

しかし、

  • 現状を正しく把握し
  • 課題を明確にし
  • 集客を前提に改善する

ことで、ホームページは安定した集客につながる“経営資産”になります。

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法政大学経営大学院発ベンチャー/経営革新等認定支援機関/M&A支援機関/IT導入支援事業者

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飯塚 伸之(いいづか のぶゆき)

株式会社BE NOBLE 代表取締役、法政大学経営大学院特任講師、MBA(経営管理修士)
医療機関での勤務経験を活かし、ヘルスケア事業者の経営・集客支援や資金調達支援、M&A、企業向け健康経営支援事業を展開。 中小企業診断士/健康経営エキスパートアドバイザー/医療経営士/ファイナンシャルプランナー/鍼灸師/柔道整復師/キャリアコンサルタント/産業カウンセラーなど、多岐にわたる資格を保有し、幅広い視点からクライアントの課題解決に取り組む。

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