今回は、新型コロナウイルスの影響による資金繰り支援について書いていきます。
※新型コロナウイルス関連情報のまとめは ➡ こちら
主な内容は、資金繰り支援内容一覧表についてと、実際の資金繰り支援(融資)の現状についてです。
目次
資金繰り支援内容一覧表
新型コロナウイルスの影響による資金繰りが必要になっている事業所は多いと思います。しかし、資金繰り支援(融資)について、実際に融資を受けようにも、どの融資がどんな手順で受けられるのかが分からずに、調べるだけで時間が過ぎていってしまうことが多いのではないでしょうか?
そこで、4/14に経済産業省から「資金繰り支援内容一覧表」が経済産業省HPにUPされました。
この一覧表により、以前よりは自社がどの融資が活用できるのかの目安になり、経済産業省パンフレットを合わせて見ることにより、ある程度の情報が取得できるのではないかと思います。
※もう少し詳しく調べたい方は、「情報のリンク集」と「主な支援策」をまとめてありますので、活用してください。 ➡ こちら
経済産業省「資金繰り支援内容一覧表」 |
融資の承諾率
次に、実際の融資の現状ですが、東京新聞によると、申し込み数と承諾数は以下のようになっています。
東京新聞「新型コロナウイルスに絡む中小企業に対する資金繰り支援」 |
この数値から、承諾率は次のようになっています。
- 日本政策金融公庫:承諾率47.2%(3/23時点)
- 商工中金:承諾率6.9%(4/2時点)
- 信用保証協会:承諾率84.3%(4/1時点)
この数字ですが、信用保証協会の信用保証制度の活用には、事前に地方自治体の認定が必要です。そのため、地方自治体で認定されなかった数字が加味されていないことから、承諾率が高いと考えられます。
このことから、新型コロナウイルスの影響で大変な状況ですが、申請の煩雑さに加え、融資の要件が厳しいことから、現時点での承諾率はあまり高くないと考えます。
そのため、融資に関する必要な情報は事前に確認し、不明な点は調べ、審査のための書類の作成にしっかりとした準備が必要です。
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